昔、姫路市の局が、1200MHzで四国にある石鎚山の反射を使って
山口県や福岡県と交信が出来るという文献がありました。
当時、その方が行っているオンエアーミーティングに参加させて頂き
本当に四国の山の反射で山口県や福岡県と交信できるのかを確かめました。
結果はブログに出てくる山口県のOMとは何度も交信させて頂きましたが
残念ながら当時は福岡県からの参加局が無く確認が出来ませんでした。
昨年から参加させて頂いている山口RCにも福岡県の参加局は、多くいますが
なかなか上手く行きませんでした、もちろん中には移動局もおられますが
移動のメインはRCのチェックインです、だからキー局の宇部市、方向に良くないと
ダメで場所によっては90°位、違う四国方向に開けた移動地は望めませんでした。
ただ、その中でも福岡県のOMで四国反射での交信に興味を持って下さり
その方が福岡県北九州市小倉南区の貫山からの伝搬実験をして下さいました
貫山からは両子山の裾のが抜けていて条件的には申し分ない場所でした。
ただ実験日の3月3日のコンディションは、あまり良くなくダイレクト方向が
51QSBで入っています、コールとレポートは取れますが、話の内容などは
QSBの谷間に入ると聞こえなくなってしまう感じでした。
線を引くと上記の地図の様になるので、反射角度的にも無理じゃないかな?と
思いながら四国石鎚反射での交信をお願いして、いつもの岩国市の局と
聞いていたのですが、アンテナを四国方向に向けると、思った以上に強く入ってきて
贅沢な3・4・6の3局での反射交信が楽しめました。
ちなみに岩国市の局も少し角度は違いますが福岡県とは四国反射での交信でした。
その後RCのチェックインが終わった後に再度交信をお願いして、今度はアンテナを少し
動かしてみました、交信場所が違うからか?岩国市とは242°が良いのですが、福岡県は
245°辺りが良くピークでは55まで上がってきて、軽くラグチューが出来ました。
TIK局のご厚意で参考資料として双方の動画や現地の写真などをアップ出来ました
しかも同じラウンドの、動画なので、聞き比べが出来ます、出力に差があるので
私の送信の方が少し強く聞こえていますが、それでも福岡県から1Wとは
思えない強さで神戸に入っています。
なお福岡県側からの動画はIC-705の144MHzの表示ですがトランスバーターの
親機として使用しています、トランスバーターの詳細は
SG Lab Ltd 1296MHz / 144MHz Transverter (sg-lab.com)
アンテナは自作のK1FOの14エレです。
タイミングやロケ地、設備などの条件が揃い、たまたま交信できたのかもしれませんが
それでも30年近く交信出来るのか分からなかった福岡県との反射交信は出来る
しかもダイレクトより安定した交信が可能と言う事を立証出来た貴重な日でした。
Tnx JQ6TIK