JS3SMTの1200MHz奮闘記

完全不定期なのでヨロシクお願いします。

プリアンプ

これに関しては賛否両論あるので少しばかりの知識と経験談などを記載します

ただ技術的な面はさっぱりなので少し勘違いの部分もあるかもしれませんが、ご了承下さい。

ちなみに私はプリアンプ使用には肯定派です、これは私がUHF帯という

アマチュア無線では少し高い周波数帯を主に運用しているからだと思います

実際プリアンプはUHF帯で遠距離交信をしている多くの方が使用しているので

やはり、それだけ効果は、あるって事ではないでしょうか?

使用している人には周知されている同軸で失われる受信ロスを減らせて

聞こえにくかった信号が聞こえるようになったという方も多いと思います

古い無線機を使用している方はプリアンプのゲインや使用しているデバイス

次第ですが無線機自体のNFも改善させるので最新の無線機にも匹敵する

受信感度になると言われています。

ただ、その扱いには注意点も多くプリアンプを入れたことによって色々な弊害が

出てくるのも事実です。

その1つが昆変調です、プリアンプ使用中に近くの局が同じ周波数に出てくると

遠方の交信相手が聞こえなくなる事がありプリアンプを切ると

昆変調はマシになるけど相手局が聞こえにくいというジレンマが起こります

まぁプリアンプで受信電波を何千倍まで増幅しているので仕方ないです

なのでカラSもプリアンプが起こす現象の1つですが、どの程度までなら

許容出来るか?ですね、聞こえるなら59++のカラSでもOKってのは個人的には

賛同しかねます、私の所の環境では実際トリマーで調整してゲインを落として

聞き比べをしても大差はない感じです。

他はコネクターやリレーが増えるので送信ロスでパワーが出にくくなった。

プリアンプによっては強制スタンバイの線や、デバイスを守るために

送受信の遅延回路が必要など。

ローカル局はプリアンプを入れることによってSWRが高くなって使用が

難しくなっていました。

これは私の経験談ですがアンテナ直下にセットすると何故か聞こえなくなり

プリアンプをOFFにすると聞こえるので故障かと思い販売店で見てもらうが

異常なし、でも再度セットしたら、やっぱり聞こえないという症状でした

発信していたのか?はっきりした原因は分かりませんでしたが、対策で

プリアンプから無線機迄の同軸の長さを変えると改善したと言うケースです。

言い出せば色々出てきて、及び腰になる方もいます

それでも使っている方が多いのは、アマチュア無線家の根幹である

「交信相手の声を聞きたい」ではないでしょうか?

川越無線社製マイクロストリップライン型

マキ電機社製2段キャビティー

冬の電波伝搬

さらに冬のコンディションになりつつある昨今

UHF帯は夏場のように全体的に良いというのは難しいですが

中にはピークは夏のコンディション以上になる事もあります

特に19時~21時が良いようです、なので、この時間帯にV・UHF帯のDX

スケジュールが結構行われているようです。

もちろん1年を通して1200MHzでスケジュールを組んでいる方もおられて

2⇔4・6エリアのスケジュールは、神戸市当局の頭を飛び越しています(笑)

ただ、浮きの時間が凄く短いので一撃必殺で交信しないと2度目のチャンスは

スケジュールの時間中巡って来ない事も多々あるようです。

20:00~20:35まで5分ごとに参加各局が10秒前後のCQを出して5分経過したら

交代するのですが、これが私にはありがたく、その日のコンディション把握に

助かっています(細かい点が間違っていたらスミマセン~)

同じ局でも、この5分間のCQの間にコンディションが変わるのが分かります

この日、6エリアは20:06後半がピークで9+になる事もありました

直下プリを入れていますが6エリア西の熊本市からのCQが9+は凄い事です

慌てて動画を撮影したのですが撮影時の07分になると落ちてきて9分辺りでは

53~55で聞こえる程度で、その後、大きな浮きはありませんでした

参考動画を作成しました、1度のCQしか撮らなかったので短い動画ですが

良ければ、ご覧ください、この動画掲載は6エリアの局から了承を得ています。

www.youtube.com

ラジオダクトの情報なども見ていると、この時間帯は良くない予想でしたが

やはり自分自身で見て聞いて把握するのが大事だと思います。

ちなみに、お相手の2エリアの局は20:04後半が良くて6エリア方向にアンテナを

向けていても53位で聞こえていましたが、その後は薄っすら聞こえる程度になりました

**注**(貴重な1200MHzのスケジュール交信です、指定エリア以外の局は

終了時間の35分までは声を掛けないようにお願い致します。)

経験上00分前後、次が30分前後、この辺りで浮きが発生する事が多い感じがしますが

これは60分の全体的な確率であって場合によっては15分・45分前後にも浮く事も

あります、なので理想を言えば定期的に60分間CQを出し続けてデーターを取れば

もう少し色々分かるのかもしれませんが、さすがに相手のいる事なので難しいですね

それでも、私自身、日曜日、定期的に伝搬実験をする事で、こういった事が

少しですが見えてきています、本当に電波伝搬は面白い。

 

Tnk JN6BAI

いよいよ冬のコンディション

11月に入りましたが10月に入った途端、1200MHzもコンディションが下降気味です。

4エリアの各ロールコールもQSBを伴いながらの交信になっています。

山陰UHFのRCは今年の1月から山口方面のRCは2月からの参加なので

とりあえず1年を通して参加出来るかのチャレンジです。

当局のコンディションの指標とする岩国局ですが、ここ最近

ダイレクトの方がピークは良く来ますが、QSBがあり安定しません、なので

反射交信の方がQSBの少ない安定した交信が出来る事が多くなっています

今年からQRVしている430MHzも同じような感じですが1200MHz比べると

やはり良く聞こえていますイメージ的には1ランク上って感じです。

 

再開局1年目の私ですが昔から何となく海上伝搬は冬は良くなくて

山岳回折などの伝搬は冬でも良いことが多いイメージがあります

それと山岳回折で多いのは電波が浮きだすとマルチパスのように相手の局の

声が震え始め信号強度が上がってきて、ピークを越えるとストンと落ちる

これが数分~十数分繰り返されます、これって経験されている方も多いのでは?

60進法に当てはめると、ある程度浮いて来る時間が見えてくるような感じもします

今は古い記憶を呼び戻しながら「ああ~こんな感じだった」と思い出しながら

伝搬実験をしています。

 

あと伝搬実験って訳ではないのですが、3月に初めて交信が出来てから

長崎県諫早市のOMと日曜日に1200MHzで交信して頂いています

毎週ではありませんが思った以上に定期的な交信が出来ています、もちろん

雑談が出来る時もあれば、コールとレポートだけで終わる時もあります

諫早市、神戸市間は約500Kmです、相手局のロケーションなどに

助けられてるとしても、1年間通して1200MHzで500Kmの交信出来れば

これは、これで凄いことではないでしょうか?



 

1年経過しました。


再開局して10月で1年になります

この1年間で色々な事を経験しました20数年ぶりに交信した局もいれば

残念ながらサイレントキーになったと聞いた局もいました。

 

3・4・5エリアの各ロールコールにも積極的に参加しています。

 

まだ社会人なので平日は、なかなかQRV出来ませんが日曜日の午前中

集中的に1200MHzでのスケジュールを組んで大分県島根県各局と

伝搬実験などもしています、メインバンドは20年前と変わらず1200MHzですが

4月末から430MHzにもQRVで出来ました、ピカピカの1年生です

1200MHzでの親交のあった局にお世話になりながら細々楽しんでいます。

 

2月からX(旧Twitter)を始めて交信前にSNSで繋がってアイボールも出来て

おまけに自作アンテナまで頂いて5月に、それを持って神戸空港まで

行ってアンテナ実験をしました、9月にはお世話になっている

須磨区・西区のOM各局ともアイボールが出来て、楽しい時間を過ごしました。

 

年を取ると1年が早いと言いますが、まさに、この1年は早かったです

これからの1年は20数年放置していたアンテナ関連の整備をと思っていましたが

少し前に右が50肩になってしまい、これが解決しないと本格的な行動が出来ないです

1200MHzを始めたころは20代だった私も今は50代半ば、気が付けば4人の孫の

お爺ちゃんです、寄る年波には勝てませんね~(笑)

反射による伝搬ルート

その昔、姫路市のOMが1200MHzで西向けのオンエアーミーティングのキー局を

している時に四国の石鎚山方向にアンテナを向けて、その反射で山口県や福岡県とも

交信出来ると言ってました、もっとも姫路の局は3mのパラボラを使っているので

キー局が、むやみにアンテナを動かすと遠方の局が聞こえなくなってしまい

今みたいな連絡用のSNSも普及していなかったので、比較的広域に使える四国反射を

使用していたそうです。

最初は私も半信半疑でしたが、アンテナを四国方向に向けると、確かに山口県の局と

交信が出来ました、しかも、その時はダイレクトよりQSBが少なく安定しています

最近の実験で分かったのですが冬場は四国反射で夏場はダイレクト方向が良いようです

ちなみに、交信している山口の局は神戸からダイレクトで257°四国反射は242°です

東方面でも同じような場所があって奈良の大台ヶ原方向に向けると静岡県の局と

QSBの少ない安定した交信が出来ます、ただ、これは1200MHzでの話で

2400MHzでは、同じ静岡の局と交信する時は、この反射が使えず2400MHzでは

ダイレクト方向での交信に、なりました。 先日のブログにも書きましたが

430MHzでは山口の局と四国反射での交信は出来ていません

今の所、深堀はしていませんが、周波数によって反射角が違うのか?1200MHzで

反射交信が出来たからといって他の周波数で必ず同じ角度で交信出来る訳では

ないようです、お互いに少しずつアンテナ角を変えて実験する気の遠くなるような

トライ&エラーをすれば他の周波数でも反射交信が出来るのか分かりませんが

さすがに私の興味だけで相手の局を巻き込めないので無理かな?

反射交信のデーターが取れたら、もう少し詳細を書こうと思います。

 

伝搬実験

これは、私個人の感想や意見なので間違い勘違いは温かい目で見てやって下さい...

 

電波伝搬の不思議は今も続いていて、V・UHFでDXをやっている方々が何気に

言ってる電波の上がりの謎が知りたくて昔CQ誌の1200MHzのコラムを書いていた

その道の第一人者のOMに久々Twitterで繋がったので、その謎を聞いてみたけど

上がりの周期は60進法が合っている事が多いが、予想をしない事も

度々起こっていて、きちんとした結論に至るのは難しいようです。

この話に当てはまるか分からないですが、半年ほど前から日曜日の10時45分位~

11時頃まで定期的に島根県大田市のOMと1200MHzで伝搬実験をしています

大田↔神戸間は約240Km直線を引くと、伝搬ルートの殆どが山々に阻まれています

なので高い山からの運用ならまだしも固定局同士なので、ほぼ交信困難地域です

それでも実験していると全く聞こえない所から話が出来る位の信号強度に

なることもあります、しかし上がりの時間は短くコールとRSレポートを送ったら

ストンと落ちて暫くしたら、また上がって来て、大体こんな感じです

余談ですが、昔あった1エリア向けのスケージュール交信もこんな感じで

全く聞こえない所から59まで信号強度が上がる事もよくありました

これって短い周期のラジオダクトのような異常伝搬なのか?本当に不思議です

これが60進法に当てはまるのなら、確かに伝搬実験の時間が、ずれた時は

交信しにくい事が多いので何らかの法則があるような気もします

 

最近は大田市のOMも移動運用などで忙しく少し不定期になりつつありますが

それでも、時間のある時には連絡を下さるので感謝しかありません

1度FMでも交信してみたいのですが、今の所ジェットコースターみたいな

コンディションなので、なかなか上手く行きませんね。

 

430MHz

20数年前は諸事情があって430MHzでの運用が出来なったのですが

4月末からQRV出来るようになり、20エレスタックでQRVしてみました

なのでOMに教えて貰いながらの超初心者になります。

 

3ヶ月程の経験ですが、まず運用して思った事は、まぁ当たり前ですが

相手の局のアンテナの設備が430MHz・1200MHzと、ほぼ同じなら430MHzに

かなり分があるような感じですね、ちなみに私の所では参考にさせて頂いている

熊本市の局では1200MHzでRS55で聞こえると430MHzではRS59くらいで聞こえています

私の1200MHzのアンテナが35エレのスタック2段なので430MHzのアンテナを

もう少しグレードアップすれば、さらに差が出ると思います(出力の差もありますが)

ただ反射交信が出来ない場合もあって、これは毎週日曜日に1200MHzの交信

レポートを送ってくれる山口県岩国市のOMと430MHzで交信した時の事です

いつも1200MHzでは実験的にダイレクト方向と四国の石鎚山を使ってレポートの

やり取りをして貰っていますが430MHzではダイレクトで交信出来ても

石鎚山の反射の交信が出来ませんでした、もちろん1200MHz・430MHz全く

同じ条件では、ないので一概には言えないかもしれませんし、もしかしたら

1200MHzとは反射角度が違っていて別の角度なら交信出来たのかも?など

超初心者なので色々興味は尽きません、今後色々な実験をしてみたいです。